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卒業おめでとうございます!
無事、卒業できたあなたあなたなら、もう T-SPIN のできる地形やどんな特殊
な回転入れがあるか等は一通り理解できたと思います。

あとは、実戦でも、習ったことを出せるようになれば完璧です!

難しいテクニックもたくさん習いましたが、いきなり全部できる必要はありま
せん(私も先読み・掘り・最適化などなど、見落としがあったりして、理想的
な動きは正直あまりできていません)。最初のうちはT字穴や直列穴の近くに
作る、基本的な作り方から練習していきましょう。

インターネット上で視聴できる、上手なプレイヤーの対戦動画を見るのも、と
ても勉強になります。「こんなところで T-SPIN を作るのか」「今の回転入れ
のリカバリー、うまいなあ」といった感じで、テクニックを意識しながら上級
者のプレイを見てみましょう。時には自分で練習するよりずっと高い学習効果
が期待できるかもしれませんよ。

他の攻略指南サイトで復習したり、本トレーニングで取り上げなかった積み方
を探求するのも有効です。

また、最近の『テトリス』には、40ラインをいかに速く消すかを競うモードが
標準で搭載されています(「40ライン」「スプリント」といったモード)。達成
タイムをどんどん縮めてスピードを付けるのも良いでしょう。「最適化」も、
素早く正確にミノを置く手助けになってくれるはずです。

最後に、主要なテクニックについて、個人的な使用感を交えながら軽く文章で
おさらいしたいと思います。なお Back to Back のことを以下は「BtB」と省
略して書きます。

TSD ( T-SPIN DOUBLE )
メインの攻撃です。上級対戦では TETRiS (4列消し)以上に使うと言っても過
言ではありません。

一般に、TSD の攻撃力は TETRiS の攻撃力と同じです(4列送る。BtB 時は5
列)。しかし TETRiS が4列必要なのに対して TSD はたった2列組めばいいの
です。20ブロック分、つまり単純計算でミノ5個分の差がつくわけです。これ
は大きい差ですね。盛んに T-SPIN がもてはやされる理由は、TSD の素早さと
高威力にあるのです。

TST ( T-SPIN TRIPLE )
攻撃力は基本的に6列 ( BtB で7列)という、恐るべき高威力。相手が掘りに
苦戦しているときに放つと一気に追い込めます。しかし狙って出すのは難しく
地形も汚くなりがちです。いずれは自在に使えるようになりたいですが、最初
のうちは狙わなくてもいいでしょう。

TSM ( T-SPIN MINI )
TSM は非常に手軽に使えるので、掘るときのついで等に発動できます。さらに
『テトリスDS』(2006年)では攻撃力2列( BtB 時は3列)と、手軽な割に高威
力でした。

しかし近作では TSM の攻撃力がほぼゼロに。たとえば『ぷよぷよテトリス』
(2014年)の TSM は攻撃力ゼロで、BtB 時のみ1列送ります。現在主流のオン
ライン対戦テトリス『Tetris Friends』(何年からかなコレ)では、なんと BtB
時でも攻撃力がありません( BtB は継続)。以上により、近作では BtB が続か
ない場合は TSM ができても我慢する、という判断も必要になってきます。

特殊な回転入れ ( SRS; Super Rotation System )
回転入れを習った以降、問題を解くときに何度も何度も回転入れを使う機会が
あったと思います。それだけ重要なテクニックだから、たくさん練習に組み込
みました。

とはいえ多く練習したのは、S・Zを回り込ませる(問題 15-1 等)といった一
部の回転入れのみです。ほとんど取り上げなかった回転入れについても、いざ
という時のリカバリー等に使えるよう、しっかり身に付けてください。

発展テクニック
「最適化」「ドネイト」「先読み T-SPIN 」等々…この手のテクニックは難し
いです。なぜならば、実戦でスピードが求められる中で複雑な判断をしないと
いけないからです。

たとえば「最適化」は「置きたい場所を判断し、その場所とミノの種類から操
作方法を逆算し、実際に動かす」という複雑な手順が求められています。私も
いまだに「不適」な操作をしてしまいがちです。他のテクニックも然りです。
これだけ先が読めれば私だって苦労しません!w

長くなりましたが、本トレーニングがあなたにとってテトリス上達の一助にな
れば非常に幸いです。これから、たくさん練習して強くなっていきましょう。

おつかれさまでした!
2014.03.14 こな

P.S. どなたか、ぷよでもこういうの作ってください。お願いします。

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